子どもの体力向上や心と体の健康づくりには「食事」「運動」「睡眠」の3つの要素が重要だといわれています。「バランスのとれた食事、適切な運動、十分な睡眠」という“健康3原則”で生活リズムを整えることが大切です。
特に、子どもが健やかに成長し、生涯にわたり健康で豊かな生活を送るうえで、“健康3原則”のうち食生活は欠かせません。近年、食生活を取り巻く社会環境は大きく変化し、新たな健康課題が見られることから、学校や家庭でのバランスの取れた食生活が求められています。
以前の記事でも「睡眠」と「運動」をテーマに紹介しましたが、今回は「食事」について取り上げたいと思います。
人間のからだには、体内時計と呼ばれる機能が備わっています。睡眠、体温、血圧、ホルモンの分泌などの変化を規則づけている体内時計の機能は、「体内リズム」とも呼ばれ、生活リズムをつくる目安にもなっています。
「体内リズム」を一定に保つことに欠かせないのが、食事です。特に、朝食を食べずにいると、脳は血液の中に含まれるブドウ糖しかエネルギーにできないため、体は動いても、脳そのものは働くことができません。よく、朝食を抜くと「頭がボーッとする」という状態になるのは、このためです。
最近では、3割以上の子ども達が朝ごはんを食べずに登校するそうです。その結果、頭が働かず、学習能率が上がらない毎日となります。生活リズムは早起きをして朝ごはんを食べることから良い循環が始まります。みなさんの生活リズムはどちらでしょうか?
「よく食べ、よく動き、よく眠る」の健康3原則を身に付け、健康な心と体づくりをしましょう。
丈夫な体づくりは、毎日バランスよく食べることから始まります。
「食とからだ」チェックシートの診断結果を参考に食生活を見直してみましょう。
トライルでは、夏休みの期間中に、毎年、年長から中学生までを対象とした「サマースクール」を開催しています。
「サマースクール」は自然の中での様々な体験活動を通して、子ども達に「外あそび」「集団あそび」の楽しさを伝えていく目的の他に、朝から夜までお友達や異年齢の仲間たちと集団生活をする、夏休みならではの体験プログラムを用意しています。
朝起きたら外の新鮮な空気を吸ってみんなでラジオ体操をし、楽しく朝食を食べ、レクリエーションで体を動かし、夜はおたのしみ会でお友達や先生とふれあい、あたたかい布団で眠りにつく…。一日一日の生活リズムを大切にしたプログラムで規則正しい生活をこの機会に体験してみましょう。